ドラマ『エルピス』キャスト・登場人物・あらすじを紹介(長澤まさみ主演・渡辺あや脚本)

2022年10月24日(月)スタート、カンテレ・フジテレビ系列ドラマ『エルピス』。主演は長澤まさみ。眞栄田郷敦、鈴木亮平など出演する社会派作品。

この記事では、ドラマ『エスピス』のキャスト・登場人物・あらすじを紹介します。

目次

キャスト

出演者登場人物
長澤まさみ浅川恵那
[アナウンサー]
眞栄田郷敦岸本拓朗
[新人ディレクター]
鈴木亮平斎藤正一
[大洋テレビの報道部記者]
三浦透子大山さくら
[ヘアメイク]
片岡正二郎松本良夫
[死刑囚]
近藤公園名越公平
[プロデューサー]
篠原悠伸[番組AD]
小林博山崎倫也
[番組総合ディレクター]
亀田侑樹[スタッフ]
竹林佑介[スタッフ]
川久保晴[スタッフ]
祐村要[スタッフ]
武内おと[スタッフ]
川瀬莉子[番組アシスタント]
華村あすか[ボンボンガール]
真洋[ボンボンガール]
新関碧[ボンボンガール]
あのん[ボンボンガール]
森日菜美[ボンボンガール]
石崎日梨山内ひかり
橋本萌花[ボンボンガール]
岡部たかし村井喬一
[チーフプロデュサー]
梶原善海老田天丼
[番組MC]
三浦貴大滝川雄大
[大洋テレビの報道部記者]
山路和弘大門雄二
[副総理]
谷川昭一朗山下守
根本真陽大山さくら(チェリー)の幼少期
中野英樹
木下政治
藤田秀世
森由佳
斉藤一平
鎌田規昭
松尾スズキ
筒井真理子岸本陸子
[拓朗の母・弁護士]
池津祥子笹岡まゆみ
[首都新聞 政治部記者]
六角精児木村卓
[松本良夫の弁護士]

スタッフ

脚本渡辺あや
演出大根仁
下田彦太
二宮孝平
北野隆
音楽大友良英
プロデュース佐野亜裕美(カンテレ)

関連書籍

ドラマ『エルピス』で使用されてる参考文献をご紹介します。ドラマ『エスピス』はフィクションですが、ドラマを観るといろいろと想像してしまうところがあります。

菅谷利和『冤罪 ある日、私は犯人にされた』

菅谷利和 佐藤博史『訊問の罠 ――足利事件の真実』

清水潔『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』

小林篤『足利事件 冤罪を証明した一冊のこの本』

佐藤博史『刑事弁護の技術と倫理―刑事弁護の心・技・体』

下野新聞社編集局(編)『冤罪 足利事件 —「らせんの真実」を追った400日』

佐野眞一『東電OL殺人事件』

高野隆/松山 馨/山本 宜成/鍜治伸明『偽りの記憶―「本庄保険金殺人事件」の真相』

日本弁護士連合会人権擁護委員会編『21世紀の再審 えん罪被害者の速やかな救済のために』

あらすじ

入社当初は「10年に1人の逸材」と持てはやされてきたアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)は、ゴールデンタイムのニュース番組でサブキャスターを務めるほどだった。しかし週刊誌に路上キス写真を取られてしまったことで降板。現在は夜遅く放送の情報番組『フライデーボンボン』のコーナーMCに。

『フライデーボンボン』で芸能ニュース担当の新人ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)。拓朗は恵那に持ちかけた内容。それは連続殺人事件の犯人とされる松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の冤罪疑惑。ふたりはその真相を追う。

第1話『冤罪とバラエティ』2022年10月24日放送

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第2話 2022年10月31日放送

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第3話『披露宴と墓参り』2022年11月7日(月)放送

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第4話『視聴率と再審請求』2022年11月14日放送

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第5話『流星群とダイアモンド』2022年11月21日放送

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第6話『退職届と異動辞令』2022年11月28日放送

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第7話『さびしい男と忙しい女』2022年12月5日放送

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第8話 12月12日放送

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第9話 12月19日放送

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第10話 最終回 12月26日放送

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感想・考察

第1話の感想

感想・考察の詳細

放送前から気になっていたドラマ『エルピス』。1話からおもしろかったです。また感心してしまった点もありました。

ひとつは長澤まさみさんの女子アナ役。このドラマに出演している俳優さんはみなさん「さすが!」と感心してしまう存在感ですが、その中でも長澤まさみさんのアナウンサーの役作りに驚きました。

俳優さんと役柄に違和感を感じてしまうと、どんなにすばらしい脚本でも心が離れてしまいがち。でも難しい(と思われる)アナウンサーを違和感なく見せてくれる長澤まさみさんというのは素敵な女優さんなんだな。と改めて感じました。

もうひとつは、登場人物の「動機付け」。冤罪かもしれない死刑囚、真犯人を探し出そうとする理由は、私にはスッと受け入れることができました。

第1話で今度の展開も期待してしまう内容でした。第2話以降も楽しみです。

第2話の感想

感想・考察の詳細

真犯人を探し出すことを提案した岸本拓朗(眞栄田郷敦)が無責任にも早々と撤退したにも関わらず、浅川恵那(長澤まさみ)は事件について取材を始める。この理由が少しだけ描かれた回。

情報を伝える側の責任と現実に葛藤していたのだろう。外部(視聴者)は報道の仕方に疑問を感じることがありますが、内部の人間もそこに葛藤している人もいるのかもしれません。

気になったのは、岸本拓朗と浅川恵那のふたりでカレーライスを食べるシーン。第1話では食事することができず水ばかり飲んでいる浅川恵那。拒食のような症状を見せていたが、岸本拓朗と一緒のときには口にすることができた。これはどういうことなのだろうか?拒食になってしまう原因を調べてみたいと思います。

また、浅川恵那と斎藤正一(鈴木亮平)の関係。付き合っていた過去があるふたりだが、今も気持ちが残っているのか?と想像させるシーンが。こちらの展開も気になることろです。

第3話の感想

感想・考察の詳細

ドラマ『エルピス』は基本的にはシリアスな内容ですが、時々あるクスッと笑ってしまうシーンが気休めになります。

第3話では浅川恵那(長澤まさみ)と斎藤正一(鈴木亮平)が真剣な話をしている側で岸本拓朗(眞栄田郷敦)が過去2人が週刊誌に撮られた路チュー写真をネット検索して見ている。岸本拓朗の無神経さ(良い意味で)に笑ってしまった。

印象的だったのは亡くなった被害者の姉が語るシーン。その姿や語った内容は心が痛くなってしまうものです。メディアや警察のような権力を持った人たちが、家族の関係や思い出さえも変えてしまう可能性があるのかと考えてしまうものでした。

もうひとつは、出来上がったVTRを番組スタッフに見せたときの反応。若手スタッフは受け入れ、立場が上の人ほど否定するのは興味深いものでした。どちらが正しいとは一言で表せるものではないので、なんとも複雑な気持ちになりました。

気になるのは、商店街のお店にいた謎の男。ドラマとしても気になりますが、俳優は永山瑛太さん?スタッフロールに出てましたか?見つけられなかったのですが。

第4話の感想

感想・考察の詳細

浅川恵那(長澤まさみ)が強行して放送されたVTRに好意的な反響が多かったと描かれていました。このシーンを見たときに”危うさを持つ正義感”という言葉が頭に浮かびました。

このドラマでは正義とはなにか?と度々考えさせられるのですが、。好意的な反応が多かったから「正しい」と安直に受け入れがたいところもあるのではないか?と思いました。

また、今回の放送では自分の過去と向き合い間違いを認める・受け入れることの難しさもまた感じました。警察の過去の調査、岸本拓朗(眞栄田郷敦)の学生時代に起きた同級生の悲しい事件。

過去を見ない逃げる生き方も自身を守るためには必要な手段。これを全否定することなどできない。過去を見つめ受け入れることは傷つくことでありパンドラの箱を開けるようなもの。

このドラマでは、冤罪であるかもしれない過去の事件の”パンドラの箱”を開けるだけでなく、登場人物それぞれの過去のパンドラの箱を開けている。その先にあるのは、希望なのか災いなのか。

ドラマのタイトルが『エルピス』であることが少しずつ理解できていました。

第5話の感想

感想・考察の詳細

過去には浅川恵那(長澤まさみ)が拒食症状がありましたが、岸本拓朗(眞栄田郷敦)に拒食の症状が。そして最後のシーンでお腹が空いていることに気づき雑炊を頬張るシーン。

摂食障害の原因と考えられているものはいくつかあります。自分の感情を抑え込むことや自尊心の低さ、友人や親子関係のストレスなど心理的・社会的要因など。

ドラマでは自分の感情と向き合い、自身の存在を認める・認められること、肯定できたことがきっかけで食欲を取り戻しているように思えます。ドラマ内での食べるシーンは”希望”の象徴なのかもしれません。

また第5話では斎藤正一(鈴木亮平)の胡散臭さが見えてきましたね。今後の浅川恵那と岸本拓朗との関係の変化も気になるところです。

第6話の感想

感想・考察の詳細

第6話は一言でいうと放送局の上層部という”権力”と対峙、そしてその結果。というところでしょうか。

新証言VTRを放送したことで番組関係者が番組終了や異動など局から粛清される。「長いものに巻かれろ」と言いますが、巻かれずに正しさのためにパンドラの箱を開けた人たちは粛清され、事件関係者も日常を壊される結果に。また大事な人が離れてしまうことも。

権力と戦うということはそれだけの犠牲が生まれ覚悟が必要。そういうことなのかもしれないですね。

それにしても、斎藤正一(鈴木亮平)を胡散臭いと思っていましたが、いろいろ事情があるといった感じでしょうか。

ドラマの展開にはどうでも良いかもしれなせんが、送別会?のお酒の席のシーンで長澤まさみが歌う『贈る言葉』が聴けてよかったです。

これで第二章完結となったようです。しかしまだ事件解決には至っていません。今後の展開が気になります。

第7話の感想

感想・考察の詳細

バラエティ番組「フライデーボンボン」関係者の異動後、それぞれの変化が描かれていた第7話。浅川恵那(長澤まさみ)や岸本拓朗(眞栄田郷敦)の強さ。元チーフプロデュサー村井喬一(岡部たかし)の人間らしい弱さなど。

それにしても、政府側や警察側の描き方がちょっと公平性・客観性に欠けていると感じたのは私だけでしょうか?

当初から権力者を”悪”寄りに描いていると感じましたが、あの政党と重ねて見てしまうような党名であったり、警察内部の人間があからさまに腐りきっているように描いている印象。

物語にわかりやすく”悪”を作ってしまうと、安っぽくなってしまうのでは?と感じたのは私だけでしょうか?特に『エルピス』のような実際にあった事件を題材にしているような作品では。

「フィクションです」と謳っていますが、関係者の批判に予防線を張っているためだけに見えてしまいました。

第8話の感想

感想・考察の詳細

ドラマ視聴後に更新します。

第9話の感想

感想・考察の詳細

ドラマ視聴後に更新します。

第10話の感想

感想・考察の詳細

ドラマ視聴後に更新します。

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この記事を書いた人

元演劇の人で、演劇が好きだった人。

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