映画『らせん』キャスト・スタッフ・感想について おもしろい？つまらない？

◎『リング』ホラー演出とは違う

『らせん』は『リング』の続編となってる作品。ですが、ホラー映画とは異なる演出。今回知ったことですが、『らせん』は『リング』と監督が違う。『リング』は中田秀夫監督で、『らせん』は飯田譲治監督。

監督が違うから雰囲気が異なるのか？それとも原作がそうなのか？ウィキペディアによると、以下のように書かれています。

本作では二本立てのホラー映画であることを前面に据えた宣伝が行われたが、同時上映の『リング』が観客を怖がらせる作品作りに徹しているのに対し、本作『らせん』はあまり「脅かし映画」にはしない方針で制作された。監督と脚本を担当した飯田は、原作小説の「呪いを科学する」というコンセプトに惚れ込み、の骨子に忠実な作りを志向し、原作者の意図を汲むようにと心がけたという。

らせん (鈴木光司の小説) – Wikipedia

やっぱり『らせん』は、おどかすようなホラー作品は作ろうとはしてなかったようです。また原作小説のコンセプトをだいじにしているとのこと。原作は読んでみたくなりました。

◎呪いとウイルス

新型コロナウイルスや、サル痘または天然痘という言葉をこれまで以上によく耳にするようになった昨今ですが。呪いのビデオテープによってウイルスに感染するという展開は、興味深く観てしまいました。映画『らせん』も『リング』同様に20年以上前に観ているのですが全く記憶になかった内容。当時のわたしには難しすぎたのか？今では馴染みのあるワードで理解できるようになったのか？

◎ラストが難しい

映画『リング』も含めてとてもおもしろく感じた作品でした。が、正直言うと『らせん』の後半の展開はついて行けないところがありました。もう一度見返したほうが良いかもしれません。

◎映画化していない『ループ』読みたい

リングシリーズは元々は鈴木光司小説。その中で唯一映画化されてないのが三作目『ループ』。小説『リング』『らせん』も読んでみたいが、この作品を理解するためには『ループ』も読む必要があると感じてます。